第14章 live=love!
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翔「だってさぁ〜、それが楽しみで毎日頑張ってんだもん♪」
智「……………」
翔「……ん?
智くん、どうかしたの?
てか、ご飯食べないの??」
俺は、智くんから受け取ったご飯に生卵をぶっかけながら首を傾げた
智「……うん……あんまり食欲なくて」
智くんは微妙な顔をして微笑むと、緑茶をすすった
翔「そうなの?食欲がな………Σはっ!!まさか悪阻とかっ!?////」
毎晩毎晩(て言うか夜に限らないけど←しつこいよ)励んでるからまさかの妊娠とか!?///(←そんな訳あるかいな)
智「…………違います。」
智くんは、眼をキラッキラさせて自分をガン見する俺から視線を外すと
ズズズーッ…っとデカい音を立てて、また緑茶をすすった
翔「なぁんだ、違うのかぁ残念残念♪
て言うか赤ちゃんなんか出来た日には激しいえっちが出来なくなっちゃうもんねぇ〜
いやぁ、智くんが男で良かった良かった♪♪」
智「…………………」
また黙り込む智くん
どうも、様子がおかしい
翔「智くん…?
ね、マジで具合が悪いんじゃないの?」
智「………………悪く、ないよ」
智くんは、湯呑みから顔を上げずにそう呟くと
残りの緑茶を飲み干した
翔「…………?」
智「僕、今日ちょっと……出掛けるから」
智くんは空になった湯呑みを手に立ち上がると
ボソッと小さな声で言った
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