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【イケメン戦国】花紅柳緑𑁍𓏸𓈒

第9章 𑁍想いを絡めて囚われて / 政宗、秀吉




結衣が秀吉の言葉に首だけ振り返った途端、その唇を塞がれて結衣は目を見開いた。
瞬時に深くなった口づけ、厚めの舌が口内を犯して全体を隅々まで愛でられる。
上顎を舌先で刺激され、唾まで絡め取られてしまい……

次第に結衣の顔は蕩けだし、それを見た政宗は面白くないといったように胸の愛撫を続けた。
指の腹で尖り出した花芽を転がし、摘んで軽く押し潰したり。
手のひらで膨らみを包み込めば、柔らかい餅のようなそんな感触だ。


「お前も結局はそうだろ、秀吉」


少し嫌味混じりに政宗が言う。
秀吉が結衣の唇を堪能してゆっくり離すと、唇同士の間に銀糸が引いた。
息を荒らげる結衣とは対象的に、秀吉は全く息を切らさず政宗の問いかけに答える。


「先に手を出されて、黙ってる俺じゃない」
「兄貴を辞める宣言と受け取っていいんだな」
「はなから兄妹じゃないからな」
「ははっ、言ってろ」


結衣は溶けだした頭で二人の会話を聞いていたが、与えられる快感が強くて上手く理解出来なかった。
次第に二人の手が結衣の躰中を支配していく。
政宗は太ももを撫でながら片胸を可愛がり、秀吉は右肩の寝間着も取り払ってしまった。

ぷるんと姿を現した反対の胸を、優しく優しく揉みしだいていけば……
結衣は躰を熱くさせ、寝間着越しでも解るくらいに火照って赤くなっていく。


「ぁんっ、あ……ぁっ……!」
「もっと可愛い声聞かせろよ、結衣」
「っな……んで、あぁっ……!」
「疑問は持つな、ほら…好いだろ?」


両方の耳から違う甘い声を注がれ、否が応でも快感で腰が震える。
どうしてこんな事をするのか、結衣は全く理解出来ず、ただ『好い』に飲まれた。
お腹の中が熱くなり、ずくずくと疼く。
息が上がり、まるで何かを欲しがるように、子宮がぎゅうぎゅうと締まるような感覚がして……
かと思えば、だらしなく内太ももに滴が線を作った。




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