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【イケメン戦国】花紅柳緑𑁍𓏸𓈒

第8章 藤色に紅 / 石田三成




ねえ、結衣様?
私だって男ですから、時には御姫様を愛しく思ったり、欲しくなったりするんですよ。
貴女がそれを理解するかは解らないけれど……
少しは意識してほしいと、そう願わずにはいられない。

私と結衣様は縁側に座ったまま、二人とも動かずに無言の時間が暫し流れた。
貴女もここを離れたくないと思ってくれたなら嬉しいな。
少し気恥しくも穏やかな時が過ぎ……
いつしか私達二人の長い影が出来ていった。











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