第4章 眠れる森の美女…101年後♥️♥️
(いやコイツ、いい加減起きろよ………)
ハルカは心の中で思いつつため息をついた。
まあ、まがりなりにも姫だろう。 などとこの兄も言うことを聞くまい。
「ん…ちょっ……とあれっ? オーロラちゃん?」
「………今度は何だよ」
「何か舌が……うわ、動いて…気持ち…いいっ」
「あっそう」
兄王子を視界の隅にやり、ハルカは改めて姫の全身を眺めた。
正直、悪くない。
「ハルカ、お前も楽しんだら? これさ、こっちは間違いなく経験済みだし、後ろの方も大丈夫じゃないかな」
ハルカは何も答えず姫の肌に手を伸ばした。
見た目どおりにすべらかな象牙の肌。
薄い肌色の乳輪が心なしか赤味を帯びてきているようにみえた。
(苦しいから?)
埋もれてほんの先しか見えなかった乳頭に指の腹で触れてみる。
すると姫の体がピクンと震える。
ごくごく軽くそこを撫でていると、ややしてふっくらした桃色の乳首が顔を覗かせた。
「オーロラちゃん、敏感だねえ」
もはや自分の腰まで振ってる兄王子の気持ちも分からないでもない、とハルカは思った。
物心がついた時から二人は女性に不自由したことがなかった。
放っておいても向こうから言い寄ってくるし、タイプらしき女性にアプローチをかけるとすぐに落ちる。
兄弟王子ははっきりいって、ちっとも面白味のない色事に飽き飽きしていたのだ。
目の前の、少女以上大人未満の女性。
年を置いてもこんなのは町の女にはいない。
身分の高い女みたいな高慢さも媚びも感じない。
かなり感度が良さそうのに、肝心な所で男を拒否している。
それは兄弟の興味をそそった。