第9章 閑話シンデレラ…舞踏会編♥♥
顔を横を向けたアンナはシーツに顔をうずめながらかすれた悲鳴をあげた。
「ンーッ!!ンッ!んぅーっ!!」
アンナはびくびくと体の痙攣と弛緩を繰り返し、再び達していた。
シンデレラは抽送を弱めなかった。
むしろアンナの締め付けがより強くなったことで自分も限界を迎えていたからだ。
「っ、アンナ、そろそろ……っ」
「んッ!?んくっ、んんーっ!!」
(だめぇっ!今動かれたら壊れちゃうぅっ!!)
シンデレラは彼女の絶頂に気づかぬふりをして断続的に腰を打ち付け、最奥を突いた直後にアンナの下腹に向かい大量の欲望を放った。
アンナは目を見開き体を固く強張らせていた。
────やっと終わったかと思うと、焼け付いたような余韻が残る愛液まみれの腟口に休む間もなく次が侵入してくる。
「んうううッ」
今度は難なく呑み込んだ内部は始めから彼を悦んだ。
「相性がいいって言っただろう………?」
シンデレラの、複雑な色彩の瞳が闇に浮かびあがっては怪しく揺らめく。
アンナの片足を高く上げ、すっかり蕩けて開かれた股に弧を描くように滾りを送り込む。
それは単に突くだけではなく内側から揺さぶるようなピストンだった。
(ま……また、イクうっ)
「!」
アンナは何度目かわからない絶頂を迎えた。
シンデレラのものが中を擦るたびに彼女は背中を浮かせて呻き声をあげる。
もはや抵抗する力は残っておらず、ただ
(やめっ、もう許して)
アンナは心の中で叫び懇願したが彼は相変わらず動きを止めなかった。
敏感な部分を強く圧迫され、アンナは息が詰まったような喘ぎを滲ませる。