第2章 トラウマ
零音side
「んっんっ……あっ……やらっ……んぁ///」
「嫌って言ってる割には感じてんじゃねぇかよ。」
「いっ……イクっ……イっちゃうっ///」
「イけよ……」
「あ゛ぁっ///」
最悪だ……悠以外の人とこんなことして……感じて……
死にたい……っ
お尻からドロっとした液体が流れてくるのがわかる。
中に出されたんだ。
「ひっ……うっ……うぅ……」
「うわ、泣いてる?こんなのまだ優しいほうだろ」
栖須原くんが笑いながら動画を撮影している。
前に比べたら確かに優しい方もしれない。
でも僕にとっては死にたいほど辛いんだ。
悠以外とはこんなことしたくないのに……
「うぅ……あぁ……」
涙が止まらない。
なんでこんなことになったんだ……
全てが嫌になる。
死にたい死にたい死にたい。
「あー腹減ったわ。飯行こうぜ。」
栖須原くん達は僕を置いて部屋から出て行ってしまった。
僕は1人、部屋に残って脱いだ服をかき集めた。
乾いた涙を吹くことなく僕は服を着て部屋に戻った。