第6章 変革
外に出ると、着々と準備が整っていた。遠くにはエレンやミカサの姿。
…またみんなでお話しできるかな。
新兵達を見ていると前からハンジさんが来た、
「おはようマリー、気分はどう?あとリヴァイもね。」
『おはようございます、ハンジさん。今日は一段と楽しそうですね。』
そうマリーが言うと、ハンジの目が輝きだす。
「わかるかいっ⁉もう昨日から巨人のことを思うと楽しみすぎて寝れなくてさぁ〜。たくさんいるかなーとか、変わった奇行種いたらいいなぁとか考えちゃうんだよ。マリーもそうでしょ?」
ハンジが話しだすとリヴァイの眉間も時間と比例して皺が増えていく。
「クソメガネ…。朝からうるせぇぞ。てめえとマリーを一緒にするな。」
そう言いリヴァイはハンジの髪を掴み睨む。
「あれ〜リヴァイ。今日はご機嫌斜めだね。昨日エルヴィンと飲んでた時はかなり上機嫌で、時々ニヤついてたクセに…」
ハンジがそう言いかけたところでリヴァイがハンジを蹴り、言葉が止まる。
「余計なこと言ってんじゃねぇぞ奇行種が…。てめえのそのうるせぇ口削ぐぞ。」
ハンジはアハハと、後頭部に手を当てて笑っていた。