第2章 選択
「ねぇ。リヴァイとアルマって仲良かったんだっけ?」
ハンジはソファーに深く座り天井を仰ぎ見る。
「あぁ。リヴァイが来てからすぐ、アルマにリヴァイの身の回りの事は任せていたからな。アルマは足のケガで歩けなくなってから精神が弱くなっていたから、互いに相談しあう仲だったようだが…。」
エルヴィンは再び資料に目を通す。
「なるほどね。なんとなく2人の関係はわかったよ。」
「だが……。アルマはフリッツを選んで兵団を出た。丁度その日リヴァイは壁外調査に出ていたからな。別れは出来てないはずだ。」
「そっか…。」