第2章 選択
「あっれぇ〜マリーじゃん。
仲直り出来たの?」
前方から来た人影に明らかに嫌な顔をしたリヴァイ。
「なんでクソ眼鏡がこいつを知ってるんだよ。」
『せ…先日相談にのってもらったんです。』
「…相談?」
俯くマリー。
「ちょっとリヴァイ!女子トークに入ろうとしないでよ!」
「てめえは女子じゃねぇだろ。奇行種。」
リヴァイはハンジを蹴ろうと足を上げる。
『やめてください兵長!ハンジさんをいじめないでください。』
眉間にシワが寄るリヴァイ。
「チッ。もういい。そんなに懐いてんならハンジに案内してもらえ。」
リヴァイの後ろ姿をマリーは呆然と見ていた。