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翼に憧れて【進撃の巨人】

第7章 始まりと終わり




誰もが後ろからせまる巨人に気づいてはいなかった。

ただ唯一1人を除いては。
彼は1人走りだす。

「…っ。」

ハンジは自分に寄りかかっていた重さが無くなったことに気づき、息を飲む。

着地したマリーに伸びる大きな手。
マリーが気づいて振り返る時には、既に避けることが出来ないほど近づいていた。

マリーを庇うように前に立つ。

いつかの様に上へと上がる人の影。

皆口を開けてそこに立つだけで、誰1人動くことが出来なかった。

瞬間、紅いものがマリーに降り注ぐ。
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