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傍にいる[推しの子]

第12章 芸能界 第4話



「鏑木勝也」

「ねぇやろうよ!!
キャストも同年代ばっかだし相手の男も
女の子みたいな顔しててさ可愛いんだよ!!」

『ちょっとかなちゃん!!いい加減n「やる」』

『…え??』

「プロデューサーに連絡してくれ」

「えっ、なんで急にやる気に…」

<相手の男も女の子みたいな顔しててさ>

「っ!!えっ嘘…アンタそういう…!?」

「やってやろうじゃねぇか」

『…』

「アクアの演技楽しみ
ただ…多少問題のある現場だから
覚悟はしててね??」

----

「ふーん??子役からやってる子??
カオは整ってるね、演技つよつよのかなちゃんが
そこまで推すならいいよ、呼びな」

-インターネットテレビ局「ドットTV!」所属
ドラマ「今日は甘口で」プロデューサー 鏑木勝也-

「…ま、…別にダレでも構わないし」

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『ねぇ、アクア』

「何…??」

監督の家でご馳走になった後俺達は
有馬かなと別れ、帰路に就いていた

『……その、あの』

「…」
(今度はさっきと違って言い淀んでる)

『えっと…ね』

「言いたい事あるならハッキリ言えば??
そんなに言いづらい事なのか??」

『…大事な、話があるの』

「……は??」((ピタ
(大事な話??なんだ大事な話って…まさか…
芸能人なのに男が出来たとか
言ったりしないよな??
そもそもそんな雰囲気無いしほぼほぼ
俺達の傍にいるのにそんな暇あるわけ…)

『歩きながらだと話しづらいし苺プロの
事務所だと人いて余計話しづらいから…その、
……この後暇なら私の家、来ない??』

「……え??」
(いや、待て落ち着け俺、レンは
大事な話があって人がいると話せないから
家に来て欲しいって言ってるんだよな…??

…警戒心、無さ過ぎないか??)

『だめ、かな…』((ジッ

「…別に帰ってもやる事はないし行く」

『ん、ありがとうアクア』

「おう」
(逆に良い機会だ
この際だから俺が気になってる事
それとなく聞いておこう)

こうして俺達は苺プロに戻るのではなく
レンの家に行くことになったのだが…

「そーいや、親御さんは??」

『あ、えと…1人暮らし始めたの』

「…は??」

新たな事実が判明し俺は混乱した

そしてこの後まさかあんな事になるとは
思いもしなかった

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