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傍にいる[推しの子]

第9章 芸能界 第1話



「--」((ピッ

『…』

「ルビー…」

「ダメだった…」((グス

『はぁ…ルビーおいで』

「レンっ」((ダキ

『よしよし、次頑張ろ??』((ナデ

「現実はそんなものよ
色んな政治もあるし実力が正しく
審査される事に期待してもいけない

皆、アイみたいにいく訳じゃない」

----

アクアside

-五反田スタジオ-

「では次回の参加をご期待しております

ありがと、監督」

「双子の妹も騙せるんだから
役者としては中々だ」

「…ルビーは騙せても1人騙せないのがいる」

「あー早熟2か??」

「レンは妙に鋭いからな…
きっとバレてる」

「ちいせぇ頃から何かと傍にいたからな
早熟の考えは何でもお見通しだったりしてな」((ケラ

「…」
(アイが死んでからレンは妙に
勘が鋭くなった、これは気のせいじゃない)

「昔はちいせぇガキだったのになぁ
今や大人気芸能人だもんよ、びっくりだよな」

「…」
(元々子役だった訳だし、俺から見ても
才能の塊なのは共演して実感してた)

「流石の俺も
グラドルやるとは思ってなかったが…
成程、このプロポーション納得いくわな
早熟2は着痩せするタイプな訳だ」((ペラ

「…監督」
(おい、何レンが載ってる雑誌見てるんだ)

「止めなかったのか??
グラドルの相談受けてたんだろ??
んー、この早熟2はいいねぇ」((ペラ

「止めたに決まってるだろ!?
何で見ず知らずのヤロー共にレンの
水着姿を晒さなきゃいけないんだよ!!
この俺でさえレンの水着姿見た事…っ」((ハッ
(やばい、つい感情的に…っ)

「…早熟お前、もしかして…」

「…」((ギロ

「っ……本物の担当者から
電話かかって来たらどうする??」

「ルビーのケータイから担当者に
辞退のショートメッセージ送ってあるし
番号も着信拒否設定しといた
抜かりはないよ」

「俺には分からんね
何でそこまでして妹の夢を潰そうとする
あの子は相当美人だし案外いける
かもしれんだろ」

「みなまで言うなよ

ルビーをアイドルにはさせない

アイと同じ轍(てつ)を踏ませない

…絶対に」
(俺ひとりでいい、
俺ひとりがそれをやり遂げるから)

「…このシスコンが、過保護が過ぎるぞ」

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