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傍にいる[推しの子]

第7章 幼少期 第7話



アクアside

-アイ新住居-

「レン、おはよう」

『ぅん…おはぉあうあぁ…』((ムクリ

「よっ、よく寝れたか///??」
(寝起きのレンってこんな感じなんだな///)

『うゅ…うんーっ』((ノビッ

(いちいち言動と行動可愛過ぎないか…///??)

レンは昨日から
アイの初ドーム記念という事で
お泊まりに来てくれていた

アイはもちろん、ルビーも喜んで
昨日の夜を楽しんだ

そして今日、アイは記念すべき
ドームでのライブが控えていた

((ピンポーン

そんな時、この早い時間に
誰かがこの家にやって来た

『んぇ??…この朝早い時間に誰かな??』

「さぁ…??」

この時もっと不審に思っておけば良かったんだ
なかなか戻ってこないアイの様子を見ようと
思ってレンを連れてリビングのドアを
開けた時だった

「アイ…ドーム公演おめでとう
双子の子供は元気??」

その言葉と共にアイは不審な男に
腹部を刺されていた

『「っ!?」』

「ふはっ…痛いかよ
俺はもっと痛かった!!苦しかった!!
アイドルのくせに子供なんて作るから…!!

ファ…ファンを裏切るふしだら…っ

ファンの事蔑ろにして
裏ではずっとバカにしてたんだろ!!

この嘘吐きが!!」

(何言ってるんだこいつは…っ)

『あ、…アクア…』((ガタガタ

「レン!!急いで救急車呼んでくれ!!」

『っ!!わ、分かった!!』

「散々好き好き言って釣っておいてよ!!
全部嘘っぱちじゃねぇか!!」

「私なんて元々無責任で
どうしようもない人間だし
人を愛するってよく分からないから
私は代わりに皆が喜んでくれるような
きれいな嘘を吐いてきた

いつか嘘が本当になる日を願って
頑張って 努力して 全力で嘘を吐いてたよ

私にとって嘘は愛
私なりのやり方で愛を伝えてたつもりだよ

君達の事を愛せてたかは分からないけど
愛したいと思いながら愛の歌を歌ってたよ

いつかそれが本当になる日を願って

今だって君の事 愛したいと思ってる」

(やめてくれ…)

「嘘吐け…
俺の事なんて覚えてもいないんだろ
見逃してもらおうと…」

「リョースケ君だよね
よく握手会来てくれてた
あれ??違った??
ごめん人の名前覚えるの苦手なんだ」

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