第36章 恋愛リアリティーショー 第13話
あかねの自殺未遂のニュースが流れ
界隈では様々な議論が巻き起こった
勿論それで引く奴も居るが新たな
火種に中傷も加速
「注目度が上がってプラマイゼロ
こういうのは炎上対策としては良い手じゃないの
現に今も黒川あかねは番組出演を見送っていて
復帰の目処は立っていないわけなのだから
…勝手な子、こんなに話を大きくして
責任は取れるの??」
「俺とレンは分の悪い賭けだと思ってない」
「灰簾ちゃんも!?
あの子…意外と大胆な賭けをするのね…」
「注目度というのは盤上に掛けられたチップそのもの
このギャンブルでさから降りればあかねは
勝負しないままボロボロになって負ける
ポーカーはレイズしなきゃ勝てない
俺は手元にAが1枚でもあれば勝負する」
「現実はポーカーじゃないわよ」
分かっている
俺はただ、ポーカーに例えただけで
現実はそんな簡単に行く事は無い事も
- 今ガチ現場 -
俺はとある人物に用があってその人物の
場所に向かったのだが先客が居た
『この前のあかねちゃんの件だけどさ』
「あっ…えと…」((ビクゥ
レンだった
そして後ろから何か黒いオーラが見える
『何であかねちゃんに
要らない事…言ったのかなぁ??』
「あっ…あれは良かれと思ってぇ…」
『確かに炎上関係については
知っといた方が後々良いかもしれない
でもあの時教えるべき事じゃ
なかったと思うんだよねぇ…??』((ズモモモモ
「ひぃいいぃいいいっ…ご、ごめんなさ…っ」
『今回は何とかなったから
良かったけどもう少し考えよう??』
「は…はいいぃ…」
『分かれば宜しい!!』
「うぅ…」
(こ、こわぃいいぃ…)
…あいつ、ああいう風に怒るのか
怒ってるとこ見た事ないから吃驚したな
『あ、アクア!!
なしたの??メムちゃんに用事??』
「ん…メムちょっと頼みがあるんだが…」
「えぇ~…皆が映ってる映像や
写真って言われても…そんな沢山は無いよ??
いうて100枚あるかないか…」
「めちゃくちゃあるじゃねーか」
『流石メムちゃん…その数字で
沢山無いという感覚がもう凄い…』