第32章 恋愛リアリティーショー 第9話 ▲
「…なら、これから先も
ここを許していいのは俺だけな」
レンの唇に人差し指を置いて俺はそう言った
『…仕事は??
どうしてもこれは避けられないよ??』
「仕事は…仕方ない
でもせめてプライベートだけは許すな」
『分かった、アクア以外には絶対許さない
その代わりアクアも許しちゃ、ダメ』
「っ!?」
そう来るとは思わなかった俺は
きっと間抜けな顔をしただろう
『ダメ、だよ??』((ムス
何だこのムスっとした顔は…可愛いにも程がある
「分かった、俺もお前以外許さない」
『じゃあ…続き、シよ…??』((チュ
「っ…」
レンから
キスをされ微笑まれたら最後
『んんっ…///』
「っ…は…」
本日何度目か分からない噛み付くキスをしまくった
キスをしながらレンのショルダーバッグを
身体から抜き去りシースルー仕様のトップスを
破れない様に脱がした
『あっ…ま…わゎっ!!』
「…相変わらず何度見ても凄いな」
『うぅ///』
「ブラも大人びてるし心做しかエロい」
『あ、あんまり見ないで///』
「無理な願いだな、見る為に脱がしてるんだから
…昨日付けた痕、くっきり残ってる」
『んっ///』
脱がした事によって目に入ったのは何時見ても
形の良い豊満な胸と真っ白でレース状の大人びた
ブラシャー、そして昨日俺が付けた無数の赤い花
その花を指でツーっとなぞれば
ピクンと身体を揺らすレン
これだけ付けたにも関わらず服を着て
隠せる所に付けた俺は偉いと思う
因みに首は我慢した、俺マジで偉い
…今日が終わればまた
何時もの何食わぬ日常に戻ってしまう
自分で出した条件とは言え少し後悔している
これだけの時間ほぼほぼ彼女を独り占め
しているせいで手放したくなくなって
きている自分がいる
『…大丈夫だよ』
「…え??」
『今日が終わっても…
私はアクアの傍にいるから』
「っ…」
『ね…??』
ポーカーフェイスには自信があったのにバレてる
俺はレンの前ではその自慢の
ポーカーフェイスさえ出来ないのか、情けない
「…レン」
『ん…??』
こんな情けない俺を受け入れてくれるなら
「…今まで以上の事、したい」
俺はレンとこの先に進みたい