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傍にいる[推しの子]

第4章 幼少期 第4話



「だけど言語化出来ない意図まで
読み取ってくれる役者ってのは貴重
こっちからしたら喉から手が出る程欲しい
演出家の頭の中には正解の画があるんだからな

お前らはすごい演技よりピッタリの演技が
出来る役者になれ」((ナデ

「いや…
役者にならないし…」

『えっならないの!?
なろーよーアクアー
じゃないと私も役者辞めるよ??』((ムス

「っ…それは困る…から…
気が向いたらな…///」((フイ

「お、なんだ早熟ぅ
いっちょ前に早熟2の不機嫌顔が
可愛いとか思ってんのかぁ??
役者辞めちまうってよぉ??」((ニヤニヤ

『不機嫌なのに可愛い…??』((キョト

「ち、違うからな///!?」
(表情がコロコロ変わって可愛いとか
死んでも本人にも監督にも言えない…っ///

と言うか考えながら撮影してたから
ほんと今更だけどレンの裾掴んで
引っ張る仕草とか恐る恐る人を見る目とか
…それに台詞だからとはいえ俺を
お兄ちゃんって…だめだ…可愛過ぎる…///)

「早熟ぅ??
おーい、戻ってこーい??」

『アクアー??』((ズイッ

(いや近いって…っ///
距離感バグりすぎだろっ!!)

こうして僕はこの業界に
片足を突っ込んだ

「アクア…
1人前に芸名なのね
覚えたわ…次は絶対2人に負けない…」

この場での出会いは
長い年月が経ち大きな意味を持つことになる

そして2年の月日が経過する
アイが20歳になり大きく飛躍する年の話だ

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