第31章 恋愛リアリティーショー 第8話 ▲
『…んっ』
規則正しい寝息が聞こえる中
最初に声を発したのはレンであった
『…ん、ぁ…??』
声を発したのは自然に起きたからでは無く
自身の身体に違和感を感じたからである
『ちょ、あ…くあ…っ///』
「スー…スー」
『え、嘘…寝てる///!?』
アクアは完全に寝ているが確かに
その手はレンの胸を揉んでいる
『んん…っ///』
(どうしよ…起こして止める??
でも起こすのは嫌だし…っ)
心の中で葛藤してる間も容赦なく
アクアの手はレンの胸をやわやわと刺激する
『ぁ…っ///』
起こすのが嫌なレンは胸を
刺激されながらも自然と起きてくれるのを待った
すると…
「…レ…」
『アクア…///??』
さっきまでスースー言って
寝ていたアクアが何かを発した
「レン…」
『あ…アクア、さん///??』
名前を呼ばれ、しどろもどろに
レンはアクアを呼んでみた
「…ん??」((ムニムニ
(あれ、何か…触り心地が良いのが手に…)
『ぁんっ///!!』
「っ!?」((バッ
呼んでから少しの間を空け寝惚けながらも
覚醒仕切らない頭の中掌で触っている
何かを確認するアクア
その途端、前から発せられる甘い声に
一気に覚醒し慌てて手を引っ込めた
『はぅ…///』
「ご、ごめん…っ///!!」
お互い起き上がり向かい合わせに座り
レンは自分の胸を守る様に腕を交差して
目に薄らと涙を浮かべてアクアを軽く睨み付けた
『何の夢見てたか分かんないけど
朝からさ、触っくるなんて…///』
「あれは不可抗力だろっ///!!」
『「…///」』
寝ていたとはいえ、レンの言ってる事は
最もではあるが不可抗力な事も確かで…
お互い黙りになってしまう
その黙りの中、先に口を開いたのは
レンであった
『何の夢、みてたの…///??』
「え??」
『アクア、私の名前呼んだの…
少なくとも私が関係する夢見たんじゃないの??』
「…引かないか??」
『引かない』
「絶対だな??」
『うん、引かない』
「… レンの…みた」
『…え??』
「っ…だから!!レンの
寝込みを襲う夢を見たんだよ…っ」
『……』((パチクリ