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傍にいる[推しの子]

第28章 恋愛リアリティーショー 第5話



- レンside -

あかねちゃんがゆきちゃんの顔に傷を
つけてしまったあの日から仕事に支障は無いけど、
ちょっとした頭痛に私は悩まされていた

『痛み止め飲んでも効かないし…なんなんだろ…』

今までこんな事はアイが
死んだ時を除いて1回も無い
寧ろあれは今の何千倍も痛かった

なら、今回のこの頭痛の原因は何??
何かを暗示してるって事…??だとしたら何を…??
もしかして思い出さないといけない事がある…??

あかねちゃん…ゆきちゃん…メムちゃん…
アクア…ノブくん…ケンくん…戦人…

『…分からない…どうすればいいの…』

そう思いながら私はツイッターを開いて
今ガチのツイートを見ながら考えた

そしたら目に付くあかねちゃんの炎上ツイート
それもなかなかに酷いもの

『ちょ、何…これ…思っている以上に
あかねちゃんの炎上やばくない??
…あれ??待って、もしかしてこの頭痛って…
この事を暗示してたり…する、の…??』

だとしたらこの炎上で起こる事って言ったら
確か、あかねちゃんが…そうだよ、
あかねちゃんっ!!

どうしよう…っ
アクアにこの事を話さなきゃ…
でも、どうやって…??

素直にあかねちゃんの話をすれば良い??
でも、どう話せば良いのか分かんない…

掻い摘んで話せばアクアは私の言った事を
信じて動いてくれるかもしれない…
でももし、…もし信じてくれなかったら…っ

…んーん、迷ってる暇は無いよね
あかねちゃんは私の大事な友達だもん

今まで通りで先手を打ったとしても何も
変わらないかもしれない…寧ろ変わらなかった…
だからあかねちゃんの件も大丈夫だろうけど
念には念をで知ってた方がアクアが動きやすいはず

アクアを信じてない訳じゃないけど
仮にアクアが信じてくれなかったとしても
私があかねちゃんを…っ

よし、何方にせよ明日アクアに話しておこう
そうすれば先手を打つ事になるし、この行動を
起こして頭痛が治まれば頭痛の正体がこの事を
暗示しているのが確定になる

『…あーっもぅ!!
考えるの苦手なんだから勘弁してよね!?
加えて地味に頭痛いんだからぁ!!』

そう自分のキャパの小ささと頭痛に
悪態をついて私は眠りについた

そして数日後…
あかねちゃんはとある行動を起こした────

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