第24章 恋愛リアリティーショー 第1話
『1回一緒に撮影した戦人くん…って言っても
アクアはこんな当たり前の情報はわかるか…
まぁ、色々話してたっ!!』
「…ふーん」
ずっと見てたし聞いてたから話の内容は
知ってる…が、何か視線を感じるな…
「あんた、星野 アクア…だよな??」
「そう言う君は戦人くん、だよね??」
『…??』
(…あれ??なんか…急にここだけ寒くなった??)
「…あんたの噂、色々聞いてるぜ
すげぇ役者なんだってな」
「いや、そんな事ないよ
君は女性に人気のモデルだよね??
凄いなぁ、俺…写真写りとか悪いから憧れるよ」
レンと話してる時とは違う雰囲気…
まさかとは思ったけど、やはりそうか…確信した
『えー…と…そ、そういえばアクアがこっち
来たって事は今日の撮影はもう終わりかな??』
「ああ」
『そかそか、了解!!
じゃあ戦人くん、また次の収録でねっ』((ニパ
「おうっ、またな!!」
「…」((ペコ
俺は軽くお辞儀をしてからレンと一緒に苺プロ戻った
戦人…あいつは要注意人物だ
俺とレンの温度差が激しく尚且つ
あの変態じみた言動…
間違いなくレンに気がある
何とかレンからとおざけねぇと…
- 苺プロ -
「仮にも私は妹なワケで
私が嫌いなタイプと兄が付き合うのは嫌なワケ
なのでお兄ちゃんが付き合うべき
女性を私が決めます」
「勝手にも程がある」
『そうだよルビー、
付き合うべき相手は本人が決めるべきだよ』
「まぁ、付き合うべき相手は
レンでも良いんだよ??」((ボソ
「なっ…に言って…っ
レンは別にそう言うのじゃねぇよ…」
「ふーん??」
『まーた2人でコソコソと…ほんと仲良いよねぇ』
「まぁね!!って訳で私の一押しは鷲見ゆき!!
多分この子は純粋で良い子だよ!!」
『ゆきちゃんかぁ…確かに可愛いよね』
「…お前とレンは
見る目がないからしばらく恋愛すんなよ」
「はぁ!?」
『まさかの私まで!?』