第18章 特別なチュートリアル…＊＊

『姫様が…落ち着かれたのであれば、
彼等にも…お手伝いを
お願い致しましょう…か』


そう…メリーが

お手伝いをして貰うと言って

さっきのクリアスライムが入ってると言う

小瓶を…その手に取ると　キュポンと

音を立てて　メリーがその瓶の蓋を抜いた


中に入ってたのは…

まりものサイズだったのに

メリーが瓶を逆さまにして

瓶の中の透明なスライムを出すと

そのスライムが…

バレーボール位のサイズだと

言う事に…気が付いた

『この…瓶の口に施されている、
魔法化学変換式による物ですよ、姫様。
物質のサイズを大きくしたり、
質量を軽くしたり。元々は運搬の為に
開発された化学魔法であります』

大きな荷物や重たい物を…運搬する為に
開発された複数の魔法を化学で組み合わせた
化学魔法が瓶の口の所に刻まれて居て

その魔法によって　その瓶の中に
瓶の質量を大幅に超える
物質を入れる事が出来る

だから中には　マリモサイズの
クリアスラムが２体入って居たのだが…

瓶から外に出ると…そのサイズは
肉まんのサイズのステラよりも大きな
バレーボールサイズだと…
言う事に気が付いたのだ