第5章 次の日…の朝
この…えっちな妄想…?
もとい イマジネーションの?
シナリオは…メリーが用意した物らしく
長い期間 男日照りで
挿入に関しては…抵抗がある…
私に対してのご配慮が
シナリオにはしてあるらしいのだが…
どんな…内容…なんだろう…と
ゴクリ…と固唾を飲みながらもいろはが
ぱら…っとその古びた本のページを捲った
真っ白な…ページが続いていて
白紙?と思って戸惑っていると
スルスル…と 本の隅から黒い細い
髪の毛の様な糸が…伸びて来て
白紙の本のページに
文字を描いて浮かび上がらせて行く
”チュートリアル 2”
と…読める文字が浮かんで来て
「またっ、チュートリアルぅううっ???」
思わず大きな声を出してしまったが
キョロキョロと周囲を見回すも
この場を外している メリーは居ないから
これを選択しても…
相手は…メリーじゃないんだろう…けど
「簡単なシナリオの内容ぐらい…、
離れる前に説明くらい、してくれても…」
流石に このタイトルだけ見ても
内容がさっぱり見当がつかないから
この話を読もうとならなくて
その先に進むにも進めなくて
そういろはがぼやく様に呟くと
シュルシュルと文字がまた
本の余白に浮かび上がって来て
その…メリーが用意した
チュートリアル 2の
説明書きが…浮かんでくる
「これって…、チュートリアル2の概要?
私が、説明して…って言ったからって事?」
いろはが…その概要に目を通すと
ゴクリ…と固唾を飲んだ
「いざ…、チュートリアル2…
……よし、始めるかッ、
するしかない…し、開始!!」