第18章 特別なチュートリアル…**
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ドキドキと…自分の心臓が…騒がしい…
あの…いつもの…シナリオをする時の
アナウンスが…聞こえて来る…事は無い…
だって…
これは…シナリオじゃなくて…
シナリオでの疑似体験と…
現実世界の間の…
アプリの世界での…体験…になるのだから
シナリオなら…場合に寄ったら
シナリオに行動を制限されてたりするけど…
自分の意思がどうとかも…
全部がシナリオに…反映されないけど
でも… これは…自分の意思が…そのまま…
ダイレクトの反映するし…
こうして……今…上から…
私を…見下ろしているのは…
”シナリオ”の…メリー…ではなくて
私が…いつも…良く知ってる…ッ
いつもって言っても
まだ…知り合って…数日だけどもッ…
あの…メリーで…
こうして…今からする…記憶は…
リアルに…私の脳内…にも…
メリーの脳内にも…残る訳だから…
『姫様…もしや…、
緊張…なさっておいでですか?』
私が…考えていた事は…
メリーには筒抜けていた様で
緊張は…顔に…出てしまっていたみたいだった