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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第17章 世界の中心に魔力を注ぐ


『さぁ、姫様。
これで…帰りは…安心で御座いますね…。
では…、早速…
世界の中心へと…参りましょうか…。
私も…知識としては…知っておりましたが。
実際に…世界の中心に訪れるのは、
私もそれなりに、執事をしておりますが。
初めての経験に御座います』

そう言って…そのバルコニーから伸びる
石造りの階段を上って行くメリーを
いろはが追いかける


これ…凄い大きな空間だな…

あのさっきのバルコニーみたいな場所…

下覗いてみたけど…真っ暗で

底が見えない深さだし

上を見上げて見ても… 

どこまでも空洞が広がっていて

その天井が真っ暗に見える位だから…

どれぐらいの高さあるかも全然分からないな


『姫様、この空間は…上にも100キロ、
下にも100キロの広さを持っている
5重の結界によって切り離されている
超巨大空間で御座います…普段の世界は
縮図の表示になっておりますが…その影響も
地表部分だけに効果が出ませんので…。
こちらは原寸大になっておりまして…』


もう…驚かない…からね…

地球の中心の中心核までの距離が…

およそ6400キロあるって言うし

正確には…確か…6378キロ…あるって言うから

それぐらいのスケールの世界なのだったら

中心の核の部分に

200キロの球体の空間があっても

全然…驚いたり…しない…もんね…

しないし…しない…ッ

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