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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第16章 行くべき場所へ……



自分がしている事も言って居る意味にも
そんな意味合いは全くないのだと
姫様はそう主張を私にして来られて

今にでも泣き出してしまいそうな
お顔を 姫様はなさっておられるが

そんな…おつもりが

姫様に有る無しは

…俺には…関係のない話でしかない…

自分の言動が…

どれだけ…こっちを煽ってるのか

この…人のいいお優しい姫様は

…お分かりでは無いらしい


『何も…お分かりに…なって
おられない…のは、姫様。
貴方…の、方に…ありましょう?』


そう…メリーが静かに言って来て

私の…してる事は…そうじゃないって

こっちが…主張した事も…

そうではない意味で…解釈してると

そんな風…に… 言われてしまう


ドッドッドッ…っと自分の心臓が

五月蠅い程早く…鼓動を打っていて


これ以上の…言い訳を…

メリーのその言葉が許してくれなかった




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