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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第16章 行くべき場所へ……




そのメリーの突然の行動にいろはが
思わず身体を硬くして身構えてしまって


「めっ、メリーッ?か、身体…ッ」

思いっきりその声に
自分の動揺が出まくってしまっていた

『姫様…、申し訳ございませんが。
しばらくの間、姫様も
お身体に触れる御無礼をお許しを…。
こちらが、大分中心核に近づいておりまして。
ワープも…、この先は少々不安定になります。
少々上下に揺れますが、
その揺れも、仕様ですのでご安心を』

メリーがこの先は中心核が近付くから
ワープが不安定になると言って来て
揺れるけど問題ない様に言って来ると

カタカタっと小さな音が
カプセルの継ぎ目の部分から聞こえ始めて
最初は小さなカタカタと言う音が

ガタガタ…っと…音が変わって来ると

カプセルの本体が 上下に揺れ始めて
仕様だとは言っていたけど…

想像してたよりも 結構揺れるッ

それだけ… この世界の中心の部分に

カプセルが近づいてるって事…何だろうけど


カプセルの中でギュッとこっちの身体が

振られない様にメリーが抱きしめてくれていて


『姫様…は…、
相変わらずに…ありますね…?
私は…貴方の執事ですから、
貴方の所有物にある私を…
姫様の、好きになさればいい物を…。
姫様…私は…人型をしておりますが。
只の人工知能によって形成された、
人格であり人では御座いません。
私に…人なりの権利など…、
有って無い様な物に御座います』

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