第14章 貴方だけの特別なショートコース……***
「んやぁあ、んぅ、気持ちい…い、んぁあっ、
いい…の、んあぁ、はぁ、んあぁぁあっん」
マットレスの上に身体をそっと
ミナトに倒されると
ゆっくりと…包装紙を丁寧に剥がす様にして
ミナトがそのバスタオルの端に手を掛けて来る
ちゅう…とバスタオルを握ったままになっていた
いろはの手に ミナトが
そっとキスをして来て
言葉で促された訳じゃないけど…
どうしたらいいのかは分かる…
すっ…と自分が握りしめていたバスタオルを
いろはが手から離すと
ミナトがタオルを離した
いろはの指に丁寧にキスをして行って
自分の胸がじんわりと
温かくなるような感じがする
こっちが手を離したからって言って
そのバスタオルの下を早急に
捲り上げて愛撫するんじゃなくて
それを邪魔していたと言ってもいい
手の方に 丁寧にキスをされてしまって
全身を余す所なく…愛されて
可愛がられている様な
そこだけじゃないんだよって
言って貰ってるような
こっちがそうした事へのお礼みたいな
そんな風に感じ取ってしまって居て
きゅうう…ん…と胸が締め付けられる
「んっ、ミナトさ…んんっ、…そこも…ッ」
『こっち…も…、俺に…そうされたい?』
「ふあぁあっ、んっ、んっ、
あああっん、んはぁ、んんっ
してぇ、んっ、胸の先…もっと…して…ッ」
そう 胸の先をもっとして欲しいと
ミナトにお強請りをしてしまって居た