第14章 貴方だけの特別なショートコース……***
でもっ…胸が詰まって
息が苦しいの理由は…
その腕の力加減と言うよりは…
自分の胸の方なのかも…知れない…
自分の胸を締め付けるこの感情は
何かに例えてしまうのには
余りにも…あやふやで
危うげな…感情でしか…ないけど…
「んっ、ミナトさん…、くる…し…いッ」
『いろはちゃん、シャワー…、
先に浴び…るから…ッ、全部…脱いで?』
そう言っていろはが自分の胸の辺りを
覆う様にして居るミナトのジャケットを
いろはの手からミナトが
取り戻す様にして奪い取ると
身体に残っていた服を…こっちの頬やら
顔のあちこちにキスをしながら
剥ぎ取って脱がせて行くと
あっという間に…全部…脱がされてしまって…
昨日と違って…今回は…施術室の明かりは
明るいままの明かりなので…
何もかもが その目に晒されていて
丸見えになってしまってる状態になっていて
いろはがその状況に頑なに
自分の身体を隠そうとするが
その腕をミナトに掴まれてしまって
その力に抗う事も出来なくて
そのままソファに掴まれたままの腕を
ミナトに押し付けられて押し付けられてしまう
『隠さないで…、
いろはちゃんの身体…、
全部…、俺に見せて…?』
「や…ぁ、…、ダメですッ、
だめぇ…、見ない…でッ、そこ…ッ」