第13章 メイド服を着た姫様と世界樹
そうメリーが声を掛けて来たので
始まりのオブジェクトを
その場所で地図の上で
いろはが手を離して降ろすと
土台の部分が周囲の土地と同じ色になって
始まりの村を設置の実績を解除しましたと
またどこからか実績が解除されたと
毎度お決まりのアナウンスが流れて来たから
どうやら始まりの村のオブジェクトは
無事に私の世界に設置が出来た様だ
『姫様…お足元の方をご覧ください』
そうメリーが言って来て
いろはが下を見ると
自分達の乗っているフライカイトの下に
簡素な堀?の様な物で囲まれている場所が見えて
その堀ので囲まれている土地に
住居らしいものは藁ぶきの
建物と呼ぶにはあまりにも
粗野な感じの物が突然現れて
パッと見た感じは
昔社会の教科書で見た 竪穴式住居だ
だが…上からしばらくぼんやりと
眺めて見ていると…その竪穴式住居が
2つ 3つ…だけだったのに
それの小さな竪穴式住居が
知らない間に5つ6つになって居て
そうしてるのを見ていると
3つ分が1つになった
大型の藁ぶきの建物になって行くのが見える
「メリー!!見た?今のッ見た?
竪穴式住居が進化したんだけどっ」
『姫様、こちらのオブジェクトにも
魔法の水を与えて頂けましたら、
この後、お茶をしている間にも、
それなりの村にまで成長して発展するかと』