第13章 メイド服を着た姫様と世界樹
地図にはグリッド表示がされて居て
メリーから手渡された
牛乳キャップの様なサイズの丸い台の上に
小さな村のジオラマが乗っている
”始まりの村”のオブジェクトを
いろはが自分の手に持って
その地図の上で移動させると
設置予定場所が移動するのが表示されるので
赤くグリッドが色が変わっている部分になら
その魔力溜まりから魔力を補給しつつ
村が成長することが可能なのだそうだ
何処に置こうかと設置可能範囲の中で
いろはがオブジェクトを
スライドさせながら場所を選んでいると
ある場所の所でその手をピタッと止めた
「あ、ここにも……おけるんだ…
池があるから置けないかと思ったのに」
『人々が生活をするのに、
池の水を活用する事が出来るので、
水源の近くに村を設置すると
村の発展は速くなりますよ?姫様』
確かに村って中に池とか井戸とあるもんね
大きな川が村とか街を区切ったりとか
してるマップの所あるある 見た事ある
グリッド表示されている範囲の中の
オブジェクトのサイズは2マス×2マスなので
その4マスの範囲をいろはが
地図の上で始まりの村を移動させて
設置範囲が移動するのを見ながら
オブジェクトの端の部分が池に掛かる様にすると
メリーが設置する場所によって
村のパラメーターの伸び具合が
同じ設置できる同じ魔力溜まりから
成長させる場合でも変わって来ると
数字の違いを4つのポイントで
4画面位で表示して見せて来たが
ハッキリ言ってちんぷんかんぷんだ
「数字で見ても…そのパラメーターが
何を示してるのか、分からないんだけど?」
『あの、参考にって程度ですので。
姫様のお好きな場所に設置して頂けば
結構に御座いますよ?
そのまま、場所がお決まりになりましたら
地図上に設置して頂けましたら結構ですので』
「このまま、これを置けばいい…のね…ッ」