第13章 メイド服を着た姫様と世界樹
メリーがネコミミがついてる
ヘッドドレスの画像が
表示されているページを
こちらに御座いますといろはに見せて来て
『姫様、こちらの物や、
こちらの物は…如何ですか?』
そのまま 3ページほど続くページを
いろはから見やすい様に本を開いたままで
パラパラと捲ってはまた戻してと
関連するネコミミヘッドドレスのページを
いろはにお伺いを立てる様に見せる
「きゃあぁ♪これも、可愛いっ、
あっこっちのも可愛い。ああっ!これッ!!
これ、これっ!これがいい、
これ凄い可愛いっ。これがいい~、
ピンクのネコミミヘッドドレス。
でも、これつけるんだったら、
ゴスロリ風のピンクの
メイド服が欲しいなぁ~」
複数あるアイテム一覧の中から
特に気に入ったらしい
ゴスロリ服とかに似合いそうな雰囲気の
フリルとレースが
ふんだんにあしらわれた
ピンクのゴスロリ風の
ネコミミヘッドドレスを指差して来て
『そのヘッドドレスは、
交換対応アイテムでございますが、
ご安心下さいませ、姫様。
通算10日ログインすると
貰えるログインボーナスが、
こちらのヘッドドレスに
丁度合いそうなゴスロリ風の
メイド服(ピンク)で御座います』
そうだ…ソシャゲとかの
ログインボーナスって
最後の日に豪華な
アイテムが貰えるんだったッ
メリーが言うには10日毎に
平時よりも豪華なのが貰えるのだそうだ
「えっ、これ、凄い可愛いっ、
こんな可愛いの貰えるの?」
無料で貰って良いんですか?って
言いたくなるような
ゴスロリのブランドのワンピースとかなら
こんなデザインならウン万円はしそうだ