第13章 メイド服を着た姫様と世界樹
参考までに他の姫様のお住まいの画像を
幾つかLINEにメリーから送って貰ったんだけど
それこそ…ノイシュバンシュタイン城風や
シンデレラ城風のお城
純和風のお城や海底のお城もあったり
空を飛ぶ飛空艇の上にお城が乗ってる感じの
ちょっと近未来ちっくなRPGにありそうな
そんな感じのお城もあったりとかして
自分の住居は立て直しも移転も
好きな様に出来るので
そんなに最初からイメージを固めなくていいと
そうメリーが言ってくれたので
私はちょっと安心してしまったのだが
『恐らく、姫様のお住まいになる
重要な建物になりますので。
内覧モードをして、内部のイメージと
外部の外観の創造を同時進行で…。
複数回に渡って創造をして頂いて、
進めて行く形にはなるかと思いますが…』
シリアルで朝食を済ませると
使った食器を洗って片付ける
いろははローソファの上に腰を降ろすと
スマートフォンにイヤホンをセットして
自分の耳にイヤホンを装着すると
ローソファの上にタオルケットを掛けて横になって
「メリー、準備出来たよ~。
案内開始。お願い~」
『畏まりました、姫様。
それではご案内の方を、開始させて頂きます』
メリーの案内開始の音声が…
自分のイヤホンから聞こえて来て
次に目を開いた時には…
いろははアプリの中の世界に居た