第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
あの…馬鹿タレの残念な彼氏なら
ー『はぁ?お前、何やってんの?
処女気取りかよ、
萎えっし…あり得なさすぎぃ』ー
……とかって言って腹抱えて笑ってるわ
お金…払って…
彼女からお客さん…になるだけで…
こんな風に大事大事に
お姫様扱いして貰える…んだ…
女性向け風俗…凄い…な…
『いろは…、可愛い…』
そう…こっちが
顔を隠してるバスローブを
ミナトが押さえながら
そう…耳元で囁き掛けて来て
ちゅ…ぅ…とそのまま耳にキスをされて
「んぁあ、はぁ…ぁ、んんっ…、あぁ…ッ」
ちろ…と舌先で
さっき指でマッサージをした
耳の軟骨の耳珠を…刺激して来て
その気持ち良さに脳みそ…が溶けて…
ナメクジ…にでも…なったみたいに…
背中の骨が無くなっちゃったんじゃないかって
全身の力が…抜けてしまって居て
「ふあぁんっ、あんっ、んんっ、あぁん」
『いろはちゃんに、いっぱい…、
感じて貰って、もっ…と…
気持ち良く…なって欲しい…な、俺で』
そう…甘くて優しい言い方じゃなくて
えっち…で厭らしい感じの声で
ミナトがいろはの耳元で囁いて来て
「……っ~~~ぅう゛っ…」
自分が…この先…どうなってしまうのかと
想像するだけで…どうにかなってしまいそうだ
ヌルヌルっとジャスミンの香りのする…
温めたマッサージオイルを…
両腕から順番にたっぷり過ぎるほどに
たっぷりと全身に塗られてしまって
今はマッサージではなく
全身にオイルを伸ばしているだけなのに
「んっ、んっ、…はぁ…あぁんッ」
『まぁだ…、えっちな方…じゃない…
マッサージしかしてないんだけど…ね』