第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし
『俺は…これが、
仕事…って言ったでしょ?
だから、いろはちゃんは
俺に、遠慮なんてしなくていいーの。
だから、謝らなくていいし、
自分がして欲しい事も、
して欲しくないなって、思う様な
嫌な事も、全部言っていいの。OK?』
お姫様抱っこをされたままで
そう言われてしまって
分かった?と念押しされてしまって
いろはが分かったと頷くと
ふっと…ミナトの顔が笑顔になって
ちゅう…と…お姫様抱っこをされたままで
ミナトにキスをされてしまって
触れて来る…その唇の優しさに
ぎゅううっと自分の胸が
痛いと感じる程に締め付けられてしまう
こんな 優しいキスなんて
…付き合って来た…彼氏にも…された事無いのに
自分の唇に触れる…その唇の優しさに
そのキスを…終わらせるのが…
惜しい…と思ってしまう自分が居て
唇を寄せては…離れそうになる唇に
知らぬ内に自分から唇を寄せてしまって居て
「んっ…、はぁ、ん…、ミナト…さん」
その温もりに…
いろははそのまま 身を委ねた
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