第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし
『ごめんね?待たせちゃったかな?
いろはちゃん…だったよね?
今日は…指名、ありがとうね。
裏に…車…おいてるから、
このままデート、行こっか?』
ホストぉおおっ 完全にホストじゃん…
服装とかもホストだし
口調が…もうホストの感じのノリ…だし…
いや…私 ホストクラブ行った事ないけど…
ミナトさんッ…顔もいいけど…声も良いっ
身長は…173から175…ぐらいかな…?
と言うか…羽も…角もしまえるのか…
悪魔の角と羽が無かったら
見た目が完全に人間だな…
にこっとミナトが笑顔になって
笑うとこの人案外人懐っこそうな
笑顔をしてるなと思いつつ
思わず ちょっと引きつりながらも…
いろはが無理やり
笑顔を作って笑ってミナトに笑顔を返して
車を裏に停めていると言う事だったので
お任せのデートはドライブデートなのだろうか?
真っ黒のフェアレディゼットの様な見た目の車が
お店の裏には1台 止まっていて
『ハイ、乗って乗って?じゃないと、
俺といろはちゃんとの、時間が勿体ないよ~?』
今までのファンタジーを押してた感じから
今回は現代色が強くて
カッコイイスポーツカータイプの車で
ついつい呆然としていたのだけども
ミナトに車に乗ってと言われてそのまま
素直にいろはが「お邪魔します」と言いながら
ミナトの車の助手席に乗り込むと
いろははシートベルトを締めた
しばらく…車で走っていると
車を運転していたミナトが…チラッと
視線をいろはの方へ向けて来て
『いろはちゃんはさ…、見た目は
真面目で、清楚系って感じだけどさ。
こう言う感じの店とかってさ…。
いつも…使ってる感じなの?
それとも、凄い、緊張してる感じだし。
もしかして、今日が初めてとか?』
鉄板の王道の様な
そんな営業トークをミナトが
助手席に座っているいろはにして来る
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淫魔のセラピスト”ミナト”の
モデルはにじさんじの
バーチャルホストの不破湊だったりします
ふわっちの設定に似てる様な
エピソードがセラピストの
ミナトにもあったりもしますが
なんとなく程度にモデルにしただけなので
彼を知らなくてもなんら問題はないです