• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第9章 スライムと世界樹



今の…横から見ると…1本の線の地図の下に
今私が高低差を作った別のレイヤーを
重ねてみて欲しいとメリーが言って来て

「この、海と大地の黒い線みたいになった
地図の下に今作ったこれを…
えっと…こうやって、
二枚を重ねたらいいのね、こうって事?」

そうするとまっ平の平地と
プールの様な同じ深さしかない
海だった世界だったのが

もこもこと土地には
盛り上がって山々が出来て来る


「おおおおっ!!凄いっ!!
自分で編集して作った、
地形データが反映されてるだけだって
分かってても、これは…感動的だしっ」

海の同じ色しか無い部分は深い部分が出来て
その深い部分は濃い青で見えるようになって
一気にフィールドマップ感が出て来たのだが

『では…その海と…陸地の境界線の辺りが
イキナリ深い海となってますので。
ぼかしのツールで境界線をなぞって頂けますか?』

ぼかしのツールを使えば
極端な地形の高低差を
なだらかにする事が出来るらしく

「ぼかしツールぼかし、ツール、ああ、これね」

筆の先がが滲んでいる感じの
ぼかしのツールを見つけて
パレットをいろはがタッチすると

断崖絶壁と海と言う
海岸のない地形になっているので
こしこしとそのぼかしツールを使って
その部分をいろはが指先でなぞって行く

指でなぞった場所の
青い海の色をしていた部分が
薄い水色になって来て
海が浅い海に変わって行くのが
その色の変化で目に見えて分かって

「これ、凄いっ。海が浅くなって、来てる…んだ」

『ええ、そのまま擦って頂ければ…。
そのまま、その場所が砂浜になりますので…』

そう言ったメリーの言葉の通りに
その擦っていた部分が段々と
海が浅くなって居て砂浜が出来て来る

「絶壁が砂浜になったよ!ねぇ、メリー、
これ全部、絶壁になってる場所の縁の所を
ぼかしツールでなだらかにしたらいいの?」

/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp