第15章 もう一つの触手の時間
「………」
先生はあの顔文字のような目で私を見つめた
「貴方が何を連想しているのかは分かりませんが…
絶望してもいいと思います。ですが、何もできない。どうしようもない。と思ったら、逃げるのもアリです。一番良いのは信用できる人に相談できることなんですがね
無理はしないで下さいよ」
それを言って、先生はペタンペタンと職員室に戻って行った
ガチャリ
「おい」
『ッ……!お、お父さん、おかえりなさい……』
「酒がねえぞ」
『ご、ごめんなさい………今買い出しに行ってくるので直ぐに買ってきます…』