• テキストサイズ

私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第14章 過酷リスニングの時間




『おおおおお…』

風を切りつつ、避けきれなかった空気の圧が顔にかかる

「酷い顔www」

赤羽さんが大うけしてるのはほっといている

「そういえば遊夢ちゃんが講習行ったときに地球一周回ったって言ってたよね?聞かなくても分かるけど…この方法で行ってきたの?」

『あい…』

「ご愁傷様…(汗」

「講習で地球一周wwやっぱここ普通じゃないわー」

「そこの三人!無駄話をしていないで先生の説明を聞いて下さい!」


そしてこの上空で授業をしだすバカ















「さて、着きましたよ」

「寒っ!」

「ハワイの屋内施設は冷房が効いてるんです。防寒対策をしっかりしないと!あと飲み物とポップコーンです」

そう言ってブランケットと飲食物を渡してくれた

『一気に映画鑑賞って感じですね…!』

「あとは、これを」

渡したのはイヤホン?

「日本語機能です。これで楽しむ準備はバッチリ!」

『あのー先生私は?』

「ああ、早稲田さんには特別にこれを付けてください」

『?』
私に来たのはまるで実験に使うようなゴーグルだ

「何これ」

「それは先生自作の音声字幕機能グラスです。音声を読み取り、日本語に翻訳され、そのゴーグル上に表示されます」

『あ、ほんとだ』
試しに近くの外国人の会話を聞いてみると本当に表示された


<あの女かなりケツがやばかったな>

<ああ、あれは過去最高だったな>


『……』

スッ


「どうかした?」

『聞かなくていい会話聞いちゃった…』

「基本映画上映中以外は着用禁止ですよ」

『はい…』

「てかほんとに何でも作るね殺せんせー」

「ヌルフフフ、これ作るので今月の給料全部パーです」

「凄いメンタル…」

『あ”?これもしかして音声はない!?』

「当たり前です。英語を耳で聞くことが目的ですから」

『そんな…』

「まずは耳でなれること。まずは聞き取れた知っている単語を掘り出していくのです」

『はあ、やりますよ。一時間半リスニングって訳ですね、やってやります』












ブーーーー




/ 409ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp