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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第12章 人工知能の時間


おまけ

―――

私がそう思ってふっと笑った時…


「検索結果が出ました」

プログラムの声が聞こえた

「律、何かあったの?」

「はい!実は、私早稲田さんの声にどこか聞き覚えがあったのですが、私の記憶ではお会いしたことはなかったはずなので、昨日録音したボイスサンプルを頼りに絞り込んでいたんです!

データがあまりにも膨大過ぎたので少し時間がかかってしまいましたが、たった今その結果が出ました!」

『は?』

まずい…

「こちらがその候補です!」


『んんんんんー、律ちゃんちょっとやめようか!?』

「え?何故ですか早稲田さん?」

彼女が小さな画面に表示しようとしたその時、私が全力で阻止した。彼女は困っていたがAIに私の事情を話しても仕方ないだろう





「あのいつも敬語でさん付けの早稲田さんが全部外れてる…」

「しかもあの笑顔…」

「俺たち、何かまずい物でも見ちまったんじゃねえか…?」










のちにこのことは早稲田のパンドラの箱として恐れられるようになったとさ
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