第12章 人工知能の時間
その日は無事授業ができた。授業中に発砲がされないなんてなんて静かで穏やかなんだろう
そしてその翌日…
「おはようございます!遊夢さん!」
『(いや何があった!?)』
増えた体積、画面は40パーセントから本体全体を使った巨大スクリーンになってるし、何より前の貼り付けられたような表情はなくなっている。言うならばアニメのキャラクターのよう…!!
『えと…固定…砲台さん?遊夢なんて渚さん以外では初めて呼ばれましたよ…』
試しに会話を試みた。できるだけ笑顔で接しようと思ったがひきつっていることが自分でも分かる
「そうなんですか?すみません、私ったらまともに話していないのに失礼なことを…」
『あ、うん…大丈夫』
今まではこのようにコミュニケーションをとることなんてできなかったのに…本当にこの一夜で何が…
先に来ていた杉野さんから話を聞けば、先生はこうに話していたらしい
「親近感を出すための全身表示液晶と、体・制服のモデリングソフト、全て自作で8万円!!
豊かな表情と明るい会話術、それらを操る膨大なソフトと追加メモリ、同じく12万円!!
先生の財布の残高…5円!!」
と…