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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第45章 自分たちの時間


カルマさんの攻撃がピッタリはまった。二倍もありそうな巨体は私たちの前に崩れ落ちた。



無事最後の敵を倒した彼らがハイタッチをした



「ちょ、まだ動いてる!」
「ちゃんとトドメさせクソッタレ!かっこつけてハイタッチとかするんじゃねぇぞ!」

「「…(汗」」















みんな大きな怪我はなく、約束通り”無事登校”できた。バリアを抜けた先で先生が佇んでいた

「音だけでも分かりましたよ。

成長しましたねぇ、みなさん」


「「「「殺せんせー!!」」」」







「殺せんせー、なんとかして逃げよう?
私たち人質でもなんでもなるから!」

倉橋さんが何とか説得して先生を何とか生かそうとしている。勿論先生が化け物扱いされているのを目の当たりにするのは不快だった。けど今はそんなことどうでもいい。私たちは生徒で、あの人は只の恩師だから

「私の存在が公に晒されてしまった今、もう発射は止められないでしょう」

「そんな…じゃあ私たちがやってきたことは全部無駄だったの…?」
矢田さんが悲しそうにまつ毛を伏せた

「無駄なことなんてあるもんですか、矢田さん。

君たちは先生の爆発確率が1%以下であると宇宙に行ってまで突き止めてくれた。

おかげで、暗く沈んでいた泉に明るさが戻った。そこからの1ヶ月、短かったけど、楽しかった。


その過程が心が大事なのです。習った過程の全てを尽くして、君達は会いに来てくれた。


先生として、これ以上の幸福はありません」

『…』

「もう時間切れでいいだろうが」

「にゅ」

「たった1%だぞ!そのリスク、俺たちなら余裕でのめるつってんだ!なんで政府も世間も一番近くで過ごしてきた俺らの意見を聞こうとしねえんだ!」


「…寺坂くん、皆さん。先生からアドバイスをしましょう」
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