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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第45章 自分たちの時間


一週間の時を経て、"天の鉾" "地の盾"は動き始めた。



結局世間は私達の声を最後まで聞いてくれることはなかった。


まあそれは想定内だ。




「最後のミッションは全員無事、登校する事!」

もうすっかり身に馴染んだ隊服を身にまとい、磯貝さんの指令を合図に山の中へ消えていった










「化け物の集団...!」

「うあああ!」




「悪夢だ!何人いるかわかんねぇ!」

「舐めやがって...!」



「B班からの連絡が途絶えた。侵入者は本当のようだ。
用心しろ」

「「OK」」



「!?」


「お、おい!」




「スナイパーがいる!!各自注意しろッ!うっ、あああ!」












この一年で身につけた技で敵陣を制圧していく。倒せなくていい。力に勝る必要もない。私達の背丈で私達にできることを



「こっちの班は片付いたぞ、カルマ」
「おっけー」
千葉さんの報告にカルマさんが対応する

「そっちの状況は?」

「んー?今ぁ...」






「あああ!辛い!染みる!死ぬ!」

「ごめんねぇ。皆プロだから、こうでもしないと
悲鳴を上げてくれないでしょー?」

まあ、別に見せる必要はないかな。彼の"いつもの"を横目に呆れていた



「来るぞ」
『りょーかい。トラップも準備してある』
寺坂さんの声を合図に銃に弾をこめる





ここは生徒のホームグラウンド。あの超生物を追い続けて、狙って、遊び慣れた場所。地形に関しては誰もが目をつぶっていても動ける


それくらい、あそこで授業を、手入れを受けてきたんだ。舐めて貰っちゃ困る




「...チッ、まだ残っていやがったか」

「確かに我々が油断していた、ここでは、君たちの方が何枚も上手なようだ」
残党の処理に手間取る。どうやら麻酔が効かない体質らしい。

出たな怪物。

けど私達はそれよりも化物な奴と出会ってきたんだ


少し動揺したけどやるべきことは分かる

千葉さんの狙撃と同時に寺坂さん達が仕掛けるが躱されてしまった。

その隙にカルマさんが上から仕掛けに行った。


このチャンスを逃すわけにはいかない。神崎さん、前原さん、片岡さんが続く

敵の横に入り込み、ワイヤーを引っ張って足を拘束させる。


それを見逃さなかった渚さんのクラップスタナ―が炸裂した
「カルマッ!!」
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