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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第42章 決断の時間


「ほんと懲りないよね~
それだからひつじちゃんに逃げられるんだよ」

ん?何か脳内でカーンとゴングが鳴った気がするぞ

『いや別に逃げたわけでは…』
*遊夢は「止める」を使った!

「うるさい黙って」
*カルマは引く気はないようだ!



『(…面倒くさ…)』
私は顔に皺を寄せる




「ビビってるから焦らすことしかできないんでしょ」

「違う…それは遊夢ちゃんが返事を待ってほしいって言ったから無理に押す必要はないって思ったから」

「ふーん、それで自分は他人に現を抜かすんだ」

「……!

告白したことない癖に同じ土俵に立ってるつもりでいるの?」

「ッ…言わせておけば…

じゃあこの際だから言わせてもらうけど、ひつじちゃんとそれなりの事したことあるの?俺は―――」







((スパァァァァン!!




『それ以上は口を慎みなさい』


言い合いになり、止めようがない二人にスリッパによる強烈な物理攻撃をお見舞いしてやった(どこから持ってきたかは聞くな)
めちゃいい音がした


『ほら、余計なコンタクトはしなくていいんでしょ。さっさと帰って作戦会議ですよリーダー』
何となく何人かの視線がこちらにちらちら刺っていたので、赤羽さんを引きずって退場





けど、いつもの自分に一瞬だけ戻れた気がする















そして、


戦いの火蓋は切って落とされる















「赤チーム聞こえるー?俺が指揮取るよ」

戦闘服の小さな端末で連絡を取り合う。まず赤羽さんが一発神崎さんを仕留めたらしい。まあこれでも彼女に二人やられてるから痛手ではあるんだけどね

「ひつじちゃんは予定通り逃げに徹して。相手は絶対取りに来るから」
『…了解』








「おっ、早稲田さん見っけた。どーする渚」
<勿論。

予定通り殺して>













((ガサッ



『!』


物音に急いで振り向くと、杉野さんと前原さんがナイフを持って降ってくる。

「悪いな!特に恨みはないんだけど!!」




もしかして、この二人殺気を消すのは苦手かも


準備は十分あった


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