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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第42章 決断の時間


((パンッ




「何?」

『これでお相子です』

暗殺デスマッチをすると決まった後、私は校舎裏に赤羽さんを呼び出した。何も言わずに平手打ち

「その鼻ポン姿だと説得力ないね」

『そりゃあ非力だし同等は無理だけど』

「急に呼び出されたから告白かと思った」
『うん、別に問題なさそうね。心配して損した』
「ごめんて」

さっきまであんなにみっともない姿見せてたのに、この切り替えよう。怒り通り越して呆れる


「怒ってる?」

彼が私の顔を覗き込む。知ってるならなおさら自分から謝らないものかね

『貴方が口上手なのは知ってます』

「うん」

『けどあの言い方はどうかと思いますけどね』


メスの分際で。

それ、私がずっと言われてきた言葉だよ

『彼が言われたらどれだけ気に病むか』

「ふーん」

いまいちピンと来てはない顔をしている。



まあ、彼の事情は知らなくて当然なのかもしれないけど



『止めるの面倒なんで、今後喧嘩なんてしないで下さいね』

「ごめん。

痛い?」

『痛いけど…


謝るなら先に渚さんにして下さい。
時が来たら』


そう言ってみんなが集まる校庭へ戻ろうとした


「ねえ!

まだあいつに情なんてあるの?」

言葉の意図は分からなかった。だから正直に答える

『あるとしたら、

それは多分先生にですよ!


生徒が傷つくのは、それこそあの人が一番望んでいない事態じゃないですか』
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