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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第7章 プロの時間


放課後、私は烏丸先生に呼び出されて職員室にいる

「奴から話は聞いた。ナイフを扱うのが苦手だと」

『すみません、つい最近嫌なことがあって…トラウマなんです。きっとみんなみたいに攻撃までは至らないんじゃないかと…

もちろん対先生用ナイフは安全ですからカリキュラムとしては出席するつもりです。ただ、そのことだけは把握しておいてほしくて』

「分かっている、こちらもすぐに気づけなくてすまなかった」

『いやいや』

「…それなら銃や火薬器具を重点的に扱うのはどうだ?必要であればこちらからより高い技術を教えられるのだが」

『きっとその方がいいと思います。色々お手数おかけします』

「構わない、苦手なものを克服する前に使える刃で仕掛けるのがアサシンのセオリーだからな」



職員室をでると…

『あ、イリーナ先生』
ばったり出くわした

「あ、あんた昨日私に口答えした子じゃない。

貴方はファーストネームで呼んでくれるのね…!」
もはや私があんな大ごと言ったことはどうでもよくなってる…呆れながらも彼女のあいつらがどうのこうのという話に付き合ってあげた

「そういえばなんでここにいるの?もう放課後でしょ?」

『烏丸先生と授業について相談を』

「ふーん」

『……』

「何よ?」

『いえ、先生も大変だなぁと』

「どういう意味?」

『私、ハニートラッパーは別にもともと性行為好んでいる人じゃないと思っているんです。


仕事だからとか、外側からの圧力だとか…

そうせざるを得なくなってしまったパターンが多いと思っているんです。だからと言って他人から勘違いされたり、白い目で見られることは何かしら支障になる。
それを小さい頃から学んでいるイリーナ先生なら尚更……それを早くに知ってしまったことを憐れに思っているんです』











































「…………あんたまさか…!」

『そろそろ帰ります。さようならイリーナ先生』
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