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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第7章 プロの時間


6時間目の小テストは手強いですよと言って先生はにっこりと笑った。見たところ銃痕もないので身は無事なのだろう。

暫く後にイリーナさんが出てきた。頭にハチマキ、体操着とブルマを履かされて

「「「なんか健康的な服装になってる!!!」」」

イリーナさんはぐったりしながらぼそぼそとつぶやく
「まさか…わずか1分であんな事されるなんて…
肩と腰のこりをほぐされて、オイルと小顔のリンパのマッサージされて…早着替えさせられて……その上まさか……触手とヌルヌルであんな事を…」

そこまで言うとばたりと倒れてしまった。うん、逆にこの人がケガしてないかな?

「殺せんせー、何したの?」

「さぁねぇ、大人には大人の手入れがありますから(しれっ」

「悪い大人の顔だ!!」

「さ、教室に戻りますよ」

皆は彼女を置いて教室へ戻る



次の日、暗殺成功をしていない彼女はまだこのクラスに留まっている。つまりあの自習の時間もまだあるわけで…

「ッ…あーもう!!なんでこんなWi-Fiつながんないのよこのボロ校舎!!」

タブレットをあの長い爪でタンタンと音を出してイライラしている。
…私達こいつの面倒も見なきゃいけないの?

「あは、必死だねビッチねえさん。『あんな事』されちゃプライドズタズタだろうね〜〜」

「先生」
この空気を切って出たのは磯貝さん

「…何よ」

「授業してくれないなら殺せんせーと交代してくれませんか? 一応俺等今年受験なんで…」

「はん! あの凶悪生物に教わりたいの?地球の危機と受験を比べられるなんて…ガキは平和でいいわね〜
それに聞けばあんた達E組って…この学校の落ちこぼれだそうじゃない。勉強なんて今さらしても意味無いでしょ」


ガタン

『はーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
もう我慢するのやめた。
イリーナさん、あんたが今までどんな人生送って来たか私達は知りません。その言葉からすれば恐らく才能に恵まれて輝かしいエリートコースを歩んできたんでしょうね。

けどね、私もあほなりに頑張っているんですよ。誰か上の人を蹴落とすような小賢しい手は使いたくないんです。下から自分の精神と努力で這い上がって、今まで馬鹿にしてきた人たちを見返す。それが私の野望なんです。
私達の将来を保証しないなら邪魔しないで下さい。ひとまず今は貴方と同じように目標の障害なんですよ
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