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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第7章 プロの時間


黒板には大きく自習という文字。

みんながあの人に対して嫌悪の目を向ける。当の本人はというとタブレットと紙を見比べて暗殺の計画を立てている

「なービッチねえさん。授業してくれよー」

前原さんが口を挟んだ。このクラスには何人かそういうことを言うことにためらわない人がいる。こういうときにはありがたい

「そーだよビッチねえさん」

「一応ここじゃ先生なんだろビッチねえさん」

「あー!! ビッチビッチうるさいわね!!まず正確な発音が違う!! あんたら日本人はBとVの区別もつかないのね!! 正しいVの発音を教えたげるわ。まず歯で下唇を軽く噛む!! ほら!!」


しつこいので言われたみんな通り噛む

「…そう。そのまま1時間過ごしてれば静かでいいわ」

(なんだこの授業…!!!)






そして
次の体育でみんなが校庭へ出ている時だった
「…おいおいマジか。2人で倉庫にしけこんでくぜ」

「…なーんかガッカリだな、殺せんせー。あんな見え見えの女に引っかかって」

クラス委員の一人、片岡さんが烏丸先生に相談した

「…烏間先生。私達……あのひとの事、好きになれません」

「…すまない。プロの彼女に一任しろとの国の指示でな。だが……わずか1日で全ての準備を整える手際、殺し屋として一流なのは確かだろう」

『プロかどうかはともかく、あの私達には見せない陥落っぷりですもの。一日あればきっと十分ですよ』
私はため息をつきながら言葉を零した


授業を再開し、銃を的に構えた時だった



倉庫からけたたましい銃声が鳴り響いてその手を緩める

「え!? 何……これ!?」

「ビッチねえさんのやつだ!!」

「でもこれ俺らがいつも使ってる銃の音じゃないだろ!?」


が、銃声が止んだ数秒後
「いやああああ!!」

あのぬるぬるという音とともにイリーナさんの叫び声が聞こえてくる。先生だ…!

「な、何!?」

「銃声の次は鋭い悲鳴とヌルヌル音が!!」


そのうち彼女の声はフェードアウトしていくが触手の音は止まらない
「めっちゃ執拗にヌルヌルされてるぞ!!」

「行ってみよう!!」

私達が倉庫に着いたと同時に先生はと扉を開けて出てきた

「殺せんせー!! おっぱいは?」

『渚さん!?(汗』

「いやぁ…もう少し楽しみたかったですが
皆さんとの授業の方が楽しみですから。」
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