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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第33章 二名の時間



「ギャルゲーの主人公!君の射撃は常に警戒されていると思え!」

「…分かってます。だから仕上げは俺じゃない…」



静かに親指を上げると…烏丸先生の背後に影が立った




「(ジャスティス!)」




二発の乾いた音が終了を告げた。















「で、どうでしたか?お互いをコードネームで過ごした気分は」


「「「「なんか…どっと傷ついた」」」」

放課後、皆の姿はへとへとだった。
「ポニーテールと乳って…」
そう項垂れるのは矢田さん。
「誰よ!永遠のゼロなんて書いた奴は…!」
その反応に村松さんの肩がびくりと揺れた

「お前か」
冷ややかな目で見つめるE組の闇こと狭間さん




ちなみにかく言う私は…



『……』

「おい、早稲田さん朝から殆ど息してないぞ…(汗」
「だ、大丈夫だって!誰も本気で馬鹿にしてるわけじゃないからさ…(汗」



”二重人格”




『何か…すいません…はは…』

「誰かが無理に考えて地雷踏んだな…」




と一人落ち込んでる間に木村さんは先生に諭されてた。今は忌みに感じる部分もそれは捉え方によってどうにでもなると。

彼は今後自分の名前を好きにならずとも徐々に前を向いていくだろう。


名前…か。



『そっか…幾ら今私をどう扱おうと、あの時の二人は…私を愛してくれてたんだね……
名前…一生懸命考えて、その時だけ私を見つめていてくれたんだね…』



嗚呼どうして、戻ることができなかったんだろう…
  いつから戻れなくなったんだろう…


『急に会いに行きたくなったよ、

お母さん』



それだけ呟くと、帰りの支度を始めた





『さよなら、バカなるエロのチキンのタコ』
「先にその名前を言わないでえええええええ!!(涙」

「「「「(多分明日は一日中怒ってんな…)」」」」

―――
おまけ(作者コーナー)

「遊夢ちゃんの名前の由来は?」

『遊んで、夢見て…所謂子供らしいことを沢山して沢山成長して欲しいと聞きました』

「へえー」

『けど夢遊病の意味も含めてるって作者が…』
「ん?」

『あ、ちなみに苗字の早稲田はアイディアがなかったけど、あんまり見なくて痛すぎないのがいいって条件で降りて来たのが塾の名前だったらしいです』
「遊夢ちゃん、多分君が一番メタ発言しちゃ駄目だと思う」
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