第31章 残夏の疑惑の時間
ガララ
『おはようございます…
って皆さん何してるんですか?』
某日、教室に訪れると何やらみんなが群がっている様子
「これ」
『…え』
「今日も生徒たちは尊敬の目で私を見つめ…
汚物を見る目ぇぇぇぇッ!!!?」
教室に入って来た先生を一斉にジト目で見つめた
「殺せんせー、どういう事?」
「にゅ?」
「これ」
片岡さんが代表してブツを突き出す。
見た目はただの週刊誌だ。しかし中身は中々衝撃的な物が書かれていた
「せんせーってこういう事するんだね」
「正直見損なったよ」
そう口々にいうのは女子達
「いやいやいや、先生これは身に覚えありません!!!ほんっっとに!!(汗」
―――陰湿な下着ドロ!!奇妙な黄色い胴体―――
―――「ヌルフフフ」という怪しげな笑い声―――
まあ、確かにこれは先生を第一に疑わなきゃならんな。
しかし自身はシロだと証言する先生。少し話がねじれている
「じゃあ、先生昨日どこで何してた?」
速水さんが圧をかけると、
「何って…高度一万メートルから三万メートルの間をを上がったり下がったりしながらひたすらシャカシャカポテトを振ってましたが」
「「「「誰が証明できるんだよ、そのアリバイ!!!」」」」
超生物が故に仇になってしまったようだ。クラスの中から口々に疑いの声が上がり、磯貝さんがそれを止めた
「これ以上は止めろよ、みんな!」
「磯貝君!」
「俺らの殺せんせーがそんな事するわけないだろ!
今までやって来た事なんてせいぜい…
エロ本拾い読みしたり、水着写真で買収されたり、休み時間に一心不乱にグラビア見たりするくらいだろ!!」
「くっ、先生、自首してください」
「磯貝君!?(汗」
もはや誰も止められなくなってしまった
「ちょっと、みんなこれ見てよ!」
矢田さんが教卓の中を覗いて言う
「何これ」
「出席簿の横に女子全員のバストサイズが書かれてるだけど」
「ちょ!私が”永遠のゼロ”ってどういう事よ!!」
『………”揉めばなんとかなる”……?』
この言葉にはちょっとイラっと来た。こういう風に見られてたって訳…?
『あー!そうですよ!!どーせ私は生涯ワイヤーが入ってないスポブラのまま生きていくんだ!!』
「早稲田さんが壊れた!!」