第27章 バベルの塔の時間

「あそこに居る間少し早稲田さんにお願いしたんだよね」
「顔は美人だけどちょっと毒舌なのが玉に瑕だから、できるだけ姿勢よく静かにしててって」

―――
「俺こういう者でね～個人的に興味あるな、君なら売れるよ～？その前にあそこで大人の遊び方教えてやるよ」
―――

「そこでついに早稲田遊夢の堪忍袋の緒が切れた！奴はとんでもない行動に出たのだ！」
不破さんが語り部のように拳を聞かせて話す

―――

『その厚みのあって広々とした背中…椅子にしやすそうですわね』

「へ？」

―――

「今まで毒舌を吐く時とは全く違う、何とも艶めかしい表情で男に近づく早稲田さん」
「清楚な少女が急にあんな顔になるんだからそりゃあ相手もびっくりよ」

―――
『叩く度にぶるぶる震えそうなズボンからはみ出たその肉、はあ…たまらない///

ねえそれ、

もしかして私の為に育ててくれたのでして？』

「……ブギィ！」
―――

「一瞬で男はＭに変わったね」
「最初明らかに上の人間だったのにね。私達も鳥肌立ったもん」

「で…聞くのも怖いけどその後は……？」
「『ああん、でも私達用事があるの。また後でね、可愛いお椅子ちゃん』って言って問題なく去った」

「「「「問題ありすぎだろ！！！」」」」
男子から総ツッコミを受けた

「まー流石に私達も演技だと思ってたからその後聞いてみたんだよ」

―――
『え？そうに決まってるじゃないですか。私にあんな趣味はありませんよ気持ち悪い』

「ははは…そうだよね（ビビったー…（汗）」

「早稲田さんもイリーナ先生から？」

『はい、襲われそうになった時用の護身術に。いつか必ず使うからって

確か…SMバー？でしたっけ。そこのテクを教えてもらったんですよ』







「………うん、とりあえず戻ったらビッチ先生説教だな」
「まだ早すぎるよ。順序ってものを考えてないんだから全く」
「これでまた早稲田さんに踏まれたい人が増える…」
『？』
―――

「てなわけでさ」

「カルマもそうだけどさ…」

「早稲田さんの行く末を見るのも怖い…」

「どうか健全な俺たちのMineちゃんでいてくれよ？」


『だからハニートラップを仕掛ける人は必ずしもそういう性格ではありませんよ。何想像してるんですか』