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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第25章 静かなる戦いの時間


「見せたい方がいるんですか?」

『いや、そんな関係じゃないんですけど…気軽な人がそうかなってだけで…けど、女の子として可愛いって言われたいのは事実です///』

「恥ずかしがることじゃありませんよ。誰しも褒められるのは嬉しいことですから」






「早稲田さん………

お揃いにしよ!!」

『え?』

さっきまで黙っていた茅野さんが急に大声で言ったのでびっくりした

「私、ぶっちゃけこのままなら着なくてもいいかなって思ってた。けど、早稲田さんと一緒ならなんとかやれるかもしれない!私だって可愛いって言われたいもん!!」

『…な、ならそうします?(汗』


という訳で二人で色違いを購入。
















『こんなに道草して大丈夫でしょうか?』

「大丈夫、大丈夫」

その後、茅野さんに引っ張られカフェテリアで軽食を取った
『そういえばこうやって面向かってお話ししたのは初めてかもしれませんね』

「え、そう?」

プリンのスプーンを咥えながらきょとんとする彼女
「だとしたら、これはいい経験になったかもね。私ももっと早稲田さんのこと知れた気がするよ」

にっこり笑う彼女に釣られて微笑む私

「そういえばさ、未だに敬語とか固くない?」

『あー…気を悪くさせたらごめんなさい。けど、これが通常運転なので…Mineとのメリハリをつけるために始めたのですが…』

「うーん、そっかー…

じゃあ、私は名前で呼ばせてもらっていい?早稲田さんのこと」

始めはその発言に驚いたけど、それでも私への害はないと信用したから許可した

「折角ならあだ名付けたいなー…


じゃあ、ユーミンで!」

『ユーミンッ…?』

センスが…何というか…

「沖縄楽しみだね~ユーミン!」

まあ、前のよりは全然いやじゃないからいっか
その日は珍しく穏やかな1日を送れた

「体力の方は大丈夫?」

『はい、そろそろ事前訓練もありますし―――』
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